昨日の結果

 昨日は「昨日の今日」というブログを書いて、「まさにタイムリーな話題だった」と思っていました。早稲田大学がどのように対応するのかが見ものでしたが、結果は「第Ⅴ問の(3)(4)は全員に得点を与える」というものでした。今回の件の処理は難しく、ある意味妥当といえば妥当な判断ではないでしょうか。ただし、得点は何点かは明確には分かっていないのでしょうからそこがポイントとなるでしょうね。(想像)

今回の一連の流れをまとめます。

 

 まず作成者であれ人間ですからミスもあるとは思います。私も大した経験ではないですが、思い込んでしまい気づかなかった経験もあります。ただ、本当にタイムリーなブログだったのですが「出題ミス」のブログでは「得点を全員に与えたり、問題を削除してしまっても、受験場では精神状態に影響をしてしまったり、時間をたくさんかけてしまうなど目には見えない影響」はあると書いていました。今回も間違いなくあったと思います。

第Ⅲ問の初期設定も気にはなりましたが、第Ⅴ問は「数学Ⅲの微分積分の問題」だったのがまたいけなかったですね。難関大の記述試験で最も力をいれなければならない分野の一つが数学Ⅲの微分積分ではないでしょうか。特に現役生は演習量に差がでるでしょうから。勝負だと思って力を注いだ受験生もいたのではないかと推察します。(むしろそれくらいであってほしい)

 

 くしくも、ブログでかいてた通りの指摘がSNSなどではあがっています。あまり周りが騒ぎ立てるのもいけないという方もいらっしゃると思いますが、受験指導にどっぷりはまって研究している人間の間では、当然話題になり、考えさせられることだと思っています。

 

今年は出題ミスが目立ってきているような気もします。それも、これまで長い間大学側がよく考えられた良問を出題し続けているため、我々の目も慣れてきているのもあるかもしれませんね。やっぱり入試問題がどんなものかは毎年気になるものですから。これから国立大学の入試もあるでしょうから、一指導者として頑張っている受験生が平等である試験が実施されることを願っています。

 

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