今年の大学入試の数学の問題で出題ミスとされたものが複数みられました。ネットで検索するとでてくると思いますが・・・。対応としては、全員得点や出題削除(その問題の出題そもそもをなかったものにする)という方法がとられ「合否には影響しない」となっています。私も高校の定期考査や高校入試問題などの作成の経験があるので作成者の気持ちはよく分かるつもりです。責任重大ですし、本当にミスはないかと確認するなどかなり神経質になるものです。しかし「合否に影響しない」とまでいわれると疑問に思います。
例えば
「出題ミスの問題に10分かけた人」
と
「出題ミスの問題を1分であきらめて解かなかった人」
は同じ条件なのか・・・と思ってしまいます。 そんな9分なんてと思うかもしれませんが、最近センター試験を受けたことがある人は共感してくれる人が多いと思います。(特に数学Ⅱ。9分はでかい。)
数学専門ゼミナールの指導では1年次ではあまり多くありませんが解き方の訓練も行います。(特に3年の大運動会の後などはかなり)その際生徒が最後まで苦しむものとして「時間配分」「問題を捨てるかの判断」などがありそこを生徒に合わせて指導するのでそれに出題ミスかもしれないことも考慮しないといけないとなると生徒によっては苦しいと思います。
ただ、「甘えたらだめだ。不測の事態の対応も入試のうちだから、対応力・学力をつければいいじゃないか。出題ミスに出会った後の状況は全生徒平等だ。」と言われるとそれもそうですね(笑)
作成者も人間だからどうしてもミスはありますし、ベストを尽くした結果だからしょうがないところもあるかもしれませんが・・・当事者の気持ち
になると「しょうがない」じゃすまないかもしれませんね。
今はとにかく学力を伸ばすことに全力を尽くすことがよいということでこの話は終わりにしましょう。
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